データやコラム、多角的な視点で野球の魅力を発信!ベースボールチャンネル(BaseBall Channel)



苦戦のレイズがエースと正捕手を放出 通算54勝のアーチャー「涙を止めるのは難しかった」

2018/08/01

text By

photo

Getty Images

タグ: , , , , , , ,



 タンパベイ・レイズが、トレード期限の7月31日(日本時間8月1日)にエースのクリス・アーチャー投手と正捕手で故障者リスト入りしているウィルソン・ラモス捕手を放出した。
 
 ピッツバーグ・パイレーツにトレードされたアーチャーは、メジャー7年目の29歳。今季は17試合に登板し3勝5敗にとどまっているが、100マイル(約161キロ)に迫る速球とチェンジアップを武器に通算54勝の実績を誇る。一方レイズは、アーチャーを放出する代わりにパイレーツからルーキーのオースティン・メドウズ外野手と3年目のタイラー・グラスノー投手を獲得した。
 
 さらに、レイズはフィラデルフィア・フィリーズとのトレードでラモスを放出。30歳のラモスは、レイズ移籍2年目の今季これまで打率.297、14本塁打、53打点をマーク。自身2度目のオールスター出場も果たした好調の選手だ。左太もも裏の張りで10日間の故障者リストに入っていたが、期限を前にトレードによって新天地に移ることとなった。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、アーチャーは「タンパベイ・レイズという組織は自分にとって本当に良かった。最初に知らせを聞いた時は涙を止めるのは難しかった。ここにずっと(自分がいたという)印象が残ることを願っているよ」とコメント。
 
 また、ラモスも「この球団が大好きだ」と話し、「彼らは私のキャリアの厳しい瞬間に私を信じてくれた。非常に感謝している」と2016年に膝を手術しながらも契約を交わしてくれたチームに対する恩を語った。
 
 レイズは、過去にもデビッド・プライス投手やマット・ムーア投手などのエース投手をトレードで放出しており、今回も同じ形でアーチャーを放出。観客動員も少なく、経営状況が苦しい中で育成力とベテラン再生術で何とか戦い続けている。
 
 この日はトレードによりセントルイス・カージナルスからトミー・ファム外野手を獲得。しかし、現在アメリカン・リーグ東地区3位という位置ながら上位2チームが飛び抜けているため、早くも来季に向けた戦いを強いられた格好となった。