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ブリュワーズ、マチャド獲得失敗で通算167HRの強打者獲りへ 好調投手陣の強化も狙う

2018/07/19

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4年連続20本塁打以上、昨季は初のゴールドグラブ賞

 現在ナショナル・リーグ中地区2位で地区優勝争いをしているミルウォーキー・ブリュワーズが、ミネソタ・ツインズのブライアン・ドージャー内野手の獲得を図っていることが18日(日本時間19日)、分かった。『MLBネットワーク』のリポーター、ケン・ローゼンサル氏がツイッターを通じて伝えている。
 
 米公式サイト『MLB.com』は、すぐさまこのローゼンサル氏のツイートとともに事の経緯を報じた。ミルウォーキー・ブリュワーズは、現在首位シカゴ・カブスと2.5ゲーム差。そんな中ボルティモア・オリオールズのマニー・マチャド内野手を狙っていたが、ロサンゼルス・ドジャースとの獲得争いに敗れ、用意していた契約金が浮いた状態になっている。そこでトレード期限までの狙いを、ツインズのドージャー獲得の方向へ向けることとなった。
 
 ドージャーはメジャー7年目の31歳。今季は打率こそ.230と低いが、16本塁打、48打点をマークし、5年連続20本塁打以上も有力となっている。特に2016年には42本塁打、翌2017年には34本塁打とそのパワーを開眼させており、現在15本塁打以上を放っている選手が2人しかいないブリュワーズにとっては、大きな戦力になることは間違いない。
 
 ポジションで見ても、ドージャーの本職であるセカンドにはエルナン・ペレス内野手とジョナサン・ビラー内野手がいるが、両選手とも打率と出塁率が低く、物足り差は否めない。ここにドージャーが加われば、打力の向上とともに昨季ゴールドグラブ賞を獲得した高い守備力も、チームを大いに助けることになる。
 
 また公式サイトでは、ブリュワーズが現在リーグ4位のチーム防御率3.65をマークする投手陣の強化も図っていると伝えている。今季8勝のユーリス・チャシーンとブレント・スーター、6勝のチェイス・アンダーソンとジュニア・ゲラ、7月12日(同13日)故障者リストから復帰した3勝のウェイド・マイリーと先発ローテーションの駒は十分だが、最近チームが6連敗と苦戦していることから、さらなる強化に乗り出すとなれば、他チームにとっては脅威となるだろう。