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前田健太、6回途中9奪三振で6勝目の権利 初球ストライクは驚異の17度と安定

2018/07/12

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安定感増した中盤。久々の走者にも動じず併殺で無失点

 試合は中盤に入り4回、前田は先頭の4番ホズマーをチェンジアップを振らせて三振を奪うと、続くレンフローもスライダーで空振り三振に仕留めて、この日8つ目の三振。最後はギャルビスをスライダーで右飛に打ち取って、2イニング連続であっさり3者凡退に抑えた。
 
 5回、前田は先頭の7番ビラヌエバを初球のスライダーで三ゴロに打ち取ると、続くヘッジスには速球を右前安打とされ、久々に走者を塁に置く。しかし、直後に途中出場のフランミル・レイエス外野手を速球で二ゴロ、4-6-3と渡ってこの日初めて併殺に打ち取って無失点。わずか10球でイニングを終え、ここまでで投球数は78球(ストライク54球)となった。
 
 前田は6回、先頭の1番ジャンコウスキーに対してこの日15度目となる初球ストライクを取る。結果はこの日初めての四球となったが、続くアスアヘはチェンジアップで一ゴロ。併殺は取れず1死一塁とする。ここでマイヤーズをスライダーで見逃し三振に仕留め、2アウトとしたところでデーブ・ロバーツ監督が投手交代を決断した。
 
 前田はこの日5回2/3、92球(ストライク62球)を投げ被安打4、与四球1、奪三振9、失点1の成績で防御率を3.13とした。。初球ストライクは実に21人の打者に対し17回を数え、今季6勝目の権利を得てマウンドを降りることとなった。
 
 前田の後を受けた2番手のスコット・アレクサンダー投手がホズマーを一ゴロに抑え無失点。ドジャースは6回を終え3-1とリードしている。

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