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大谷翔平、打撃練習を再開 手術は回避、エプラーGM「望んでいたニュース」

2018/06/29

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 右肘内側側副靭帯の損傷で故障者リスト(DL)入りしているロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、打撃練習を再開した。靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)は回避する方針だという。米公式サイト『MLB.com』が同日伝えた。
 
 8日(同9日)にDL入りした大谷。PRP(多血小板血漿)療法と幹細胞注射を受け、3週間後に再検査を予定しており、28日にMRI検査を受けた。
 
 記事によると、電話会見に応じたビリー・エプラーGMが、大谷がMRI検査後に打撃練習を再開したと明かした。さらに今後の治療について、「現時点でショウヘイに手術が必要だと診断した医者はいない」と話し、トミー・ジョン手術は回避する方針を示した。
 
 エプラー氏は「個人的に非常にうれしい。彼はマウンドでも打席でもチームにおいて重要なメンバー。打者としての復帰に向け、次のステップに進めるというのは、私が望んでいたニュースだ」とし、故障者続出のチームにとって朗報となったことを説明した。
 
 順調にいけば、大谷は今週末に投手との対戦形式の打撃練習に臨む。まず打者復帰を前提とし、今季の投手復帰についてはさらに3週間後に判断するという。
 
 マイク・ソーシア監督は「ワクワクしている。彼が打者として復帰し、攻撃面でチームに貢献できる状態になれば素晴らしい」と語っている。大谷の指名打者(DH)起用によって、アルバート・プホルス内野手の守備負担の増加を懸念する声もあるが、「うまくいくと思う。できる限りラインアップに加える」としている。