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平野佳寿、驚異的な12度目の3者凡退! 球団タイ記録の裏に「『抑えられる』という思考」

2018/06/28

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 アリゾナ・ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手が27日(日本時間28日)、敵地マーリンズ・パークで行われたマイアミ・マーリンズ戦にリリーフ登板し、1回無失点。球団記録タイとなる24試合連続無失点とした。
 
 平野は、1-0と1点リードの7回に先発ロビー・レイ投手の後を受けて2番手として登板。セットアップマンのアーチ―・ブラッドリー投手に次ぐ39試合目のマウンドを踏んだ。
 
 まず先頭の4番ルイス・ブリンソン外野手を速球で二ゴロに打ち取ると、続くデレク・ディートリック内野手はスプリットを振らせて空振り三振。そして、最後はミゲル・ロハス内野手をスプリットを投げ込んで遊ゴロに打ち取り、自身今季12度目となる3者凡退に抑えた。
 
 平野はこの日1回12球(ストライク8球)を投げ、無安打、無四球、奪三振1、無失点。防御率を1.25とした。
 
 今季18ホールド目を記録するとともに、24試合連続無失点(21回2/3イニング)として、J.J.プッツ氏とブランドン・ライオン氏が持つ球団記録に並んだ。そして、日本人投手の連続無失点記録(ボストン・レッドソックス時代の上原浩治投手の「27」)にもあと「3」としている。
 
 ダイヤモンドバックスは、2-1でロースコアの接戦を制し2連勝。ナショナル・リーグ西地区首位をキープした。
 
 地元紙『AZセントラル』によると、ダイヤモンドバックスのトロイ・ロブロ監督は、試合前に平野について「ヨシは毎日、自身に『抑えられる』と思考を持って臨んでいる」と語っており「彼には恐れというものがない」と自信を持ってマウンドで相手を抑え込んでいることに頼もしさを感じている様子。
 
 この日も指揮官の厚い信頼に応えてみせた平野。この記録はどこまで続いていくだろうか。