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ダルビッシュ、実戦形式の投球練習で51球 1カ月ぶりマウンドに手応え「予想よりも良い結果」

2018/06/21

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 右腕上腕三頭筋の炎症で故障者リスト入りしているしシカゴ・カブスのダルビッシュ有投手が20日(日本時間21日)、本拠地リグリー・フィールドで行われた実戦形式の投球練習に登板した。速球や変化球を投げ、順調な回復ぶりを見せた。
 
 故障前最後の登板となった5月20日(同21日)以来、1か月ぶりのマウンドとなった。マッドン監督ら首脳陣が見守る中、ダルビッシュはチームメイトのイアン・ハップ外野手、トミー・ラステラ内野手と対戦し、スライダー・スプリットなど51球を投げた。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、投球前に不安があったというダルビッシュは、通訳を介して「予想よりも良い結果になった」とコメント。「フォーシームは問題なく、スライダーも良かった。カーブとスプリットはまだ改善の余地があるが、調整を進めていけば良くなるだろう」と自らの投球を振り返った。
 
 マッドン監督は「速球に勢いがあって、スライダーにはキレがあった。これ以上ないくらい良い状態に見えた。力むことなく投げられていた」と評価した。
 
 ダルビッシュは21日(同22日)に改めて検査し、問題なければ25日(同26日)に調整登板をする見通し。
 
 今季8試合に先発登板し、計40イニングを投げ1勝3敗。5回以下での降板が5度あり、防御率4.95と思うような投球ができていないダルビッシュ。万全の状態で復帰し、これまでの借りを返すように白星を積み重ねていってほしいところだ。