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ヤンキース新人トーレス、2失策を挽回するサヨナラ打「アメイジング!勝つために楽しんだ」

2018/05/30

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 ニューヨーク・ヤンキースのグレイバー・トーレス内野手が29日(日本時間30日)、本拠地ヤンキー・スタジアムで行われたヒューストン・アストロズ戦で延長10回にサヨナラタイムリーを放った。
 
 ヤンキースは、3-5と2点を追う9回にブレット・ガードナー外野手のこの日2発目となる起死回生の2ラン本塁打で同点に追いつく。そして延長10回、アストロズ6番手のブラッド・ピーコック投手の前に2死となった後、2年目の23歳ミゲル・アンドゥーハー内野手が二塁打で出塁すると、続いて打席に立ったのは1年目の21歳トーレス。
 
 トーレスは、カウント2-2から95.2マイル(約153キロ)の速球を捉えると、これが右前へのサヨナラタイムリー安打となって6-5でヤンキースが劇的な勝利を収めた。なお、このサヨナラ打のシーンは球団公式ツイッターでも映像付きで紹介されている。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、サヨナラ打を放ったトーレスは「アメイジングだ!」と話し、「ガーディ(ガードナーの愛称)は素晴らしい仕事をしたし、2本塁打には驚くばかりだ。自分は勝てるチャンスを待っていて、アンドゥーハーが二塁打を打ったのを見て、チームの勝利のために与えられた仕事を楽しもうと思った。それが最も重要だったのだと思う」と歓喜の瞬間を振り返った。トーレスはこの日5打数2安打2打点で、打率を.321としている。
 
 ヤンキースはこの日計5つの失策を犯したが、そのうち2つがセカンドを守るトーレスによるもの。その挽回に燃えた一打がチームの窮地を救った。アメリカン・リーグ東地区は依然としてボストン・レッドソックスが首位に立っているが、ヤンキースも2ゲーム差でピタリと付いている。ともに勝率.660を超えるハイレベルな争いは、まだまだ目が離せない。

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