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164キロで大谷をねじ伏せたチャップマンは満足「彼との勝負に勝った」

2018/05/26

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Getty Images



 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が25日(日本時間26日)、敵地でのニューヨーク・ヤンキース戦に先発出場。3打数無安打1四球で終えた。この試合で注目を集めたのがヤンキースの守護神のアロルディス・チャップマン投手との初対決だ。全球直球の勝負は、大谷が101.9マイル(約164キロ)の直球で打ち取られ、安打とはならなかったが、あわや本塁打かという当たりを放つなど、多くのファンの目を惹きつけた。
 
 チャップマンは試合後のインタビューで記者陣から大谷との対決について聞かれ「彼は2回ほど良いスイングをしていたが、アウトを取ることが大事だった」と振り返った。また、この日の対決の4球目に大谷が外角の球を左翼ポール付近に運んだあわや本塁打かというファウルボールについては「僕の目では切れると思った」と笑いながら語った。
 
 一方で、「大谷のような騒がれている選手からアウトを取ることに満足を感じるか」という質問に対しては、「いろんな人があのような選手と勝負した感想を聞くけど、これは野球だから、彼のような良い選手と勝負する機会はある。今日は彼との勝負に勝って、アウトを取ることができた。ありがたいね」と感想を語った。
  
 大谷とチャップマンの初対決はチャップマンに軍配が上がった。この日大谷はMLBのキャリアの中で初の100マイル以上の球を経験。打ち取られた101.9マイル(約164キロ)の速球は大谷にとって自己最速の球となった。メジャーが開幕してから今日までまだ2ヶ月も経っていないが、すでに多くのことを経験した大谷。この対決は間違いなく彼の未来へつながることだろう。