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大谷の打撃フォームは子供へのお手本!?元ヤ軍スウィッシャー氏熱弁「成功したいなら頭に入れておこう」

2018/05/12

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 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が打ちまくっている。11日(日本時間12日)の試合では今季2度目の4番に座り4打数1安打を記録。今季の成績は打率.348、5本塁打、16打点となっている。一方、オープン戦ではわずか打率.125しか打つことができず、多くの専門家や記者が「大谷はMLBで通用しない」と予想していた。しかし、打撃フォームをアジャストすることで、本来の実力を発揮。オープン戦の成績では考えられないほど打ちまくっている。その、現在の大谷の打撃フォームについて、元ニューヨーク・ヤンキースなどで活躍し現在は『フォックススポーツ』で解説者を務めるニック・スウィッシャー氏が自身が出演した番組で絶賛。大谷の打撃について、野球少年達に「成功したいなら、(大谷の打撃を)頭に入れておこう」と熱く語った。
 
 オープン戦の打撃と、現在の打撃で大きく変わった点は、右足の上げ方だ。オープン戦では足を大きく上げてタイミングを取ってスイングをしていたが、現在はすり足打法でスイングをしている。スウィッシャー氏も大谷の打撃について「シーズン前に大谷は右足を大きく上げていた。彼の成績は良くなかった。それから彼は調整を加えたんだ。右足を下ろし、頭をできる限り動かさないようにしている」と説明。そして、「家にいる子供たち、もし打ちたいなら、もし成功したいなら、これを頭に入れておこう」と熱弁した。
 
 さらに、大谷の選球眼についても触れ「彼はしっかりと球を選んで、狙い球がきたら、確実に打つ」、「成功している理由は高めのゾーンを振らないことだ」などと大谷の打撃を解説した。
 
 また、スウィッシャー氏と共演している元フロリダ・マーリンズのドントレル・ウィリス投手は「大谷からどうやってアウトを取るのか」という質問に対し、「内角にシンカーを投げて、身体をのけぞらさせて、内角の球筋を頭に植え付けさせる。それから外角低めにスライダーを投げるだろう」と投球術を解説した。
 
 もはや、投手にとってはどこに投げても打たれる予感がするくらい、メジャーリーグに対応している大谷。今後、さらにデータが増え、苦手なパターンや球種が研究されると、相手投手の攻め方も変わることだろう。それに対して、大谷はどのように対応することができるのか。シーズンを通した大谷の進化にも注目だ。