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カージナルス巧打者、延長逆転サヨナラ弾! 古巣への一発に興奮「言葉で説明できない」

2018/05/07

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 セントルイス・カージナルスのデクスター・ファウラー外野手が6日(日本時間7日)、本拠地ブッシュ・スタジアムで行われたシカゴ・カブスとの熱戦に終止符を打つサヨナラ本塁打を放った。
 
 中盤までに2点ずつを取り合い、終盤3イニングを無得点で終えて延長戦に入った試合は、その後も無得点のイニングが長く続いた。緊迫した攻防の中、再びスコアボードが動いたのは延長14回。カブスのハビア・バイエズ内野手が2死走者なしからソロ本塁打を放ちついに勝ち越しに成功。
 
 その裏、カブス8番手の2年目ルーク・ファレル投手の前に、カージナルスはフランシスコ・ペーニャ捕手、代打で起用された元巨人のマイルズ・マイコラス投手が2者連続三振で窮地に立たされた。しかし、ここで打順は1番に返り、ハリソン・ベイダー外野手がショートへの内野安打で出塁すると、続く打者は2番のファウラー。
 
 3球でカウント1-2と追い込まれたが、2球連続ファールで粘り、1球ボール球を見逃した後の7球目。左打席から低めの93.4マイル(約150キロ)の速球を振り抜くと、打球はライト方向へどんどん伸びていき、ジ ェイソン・ヘイワード外野手がグラブを伸ばしたがわずかに届かずギリギリでスタンドイン。起死回生の第5号逆転2ラン本塁打となった。
 
 ファウラーはキャリア初のサヨナラ本塁打。米公式サイト『MLB.com』では試合後のコメントを掲載。2016年まで2年間在籍し、ワールドチャンピオンにも輝いた古巣相手への一発に「最高だよ。彼らを相手に特別なことをやってのけた」と興奮。「ジェイ・ヘイ(ヘイワードの愛称)が飛んだのを見て『捕られたら泣いてしまう』と考えたよ。彼が飛んで、一瞬捕られたと思った。あれを言葉で説明することはできないよ」と語った。
 
 これでチームはこのカードをスイープするとともに5連勝を飾った。前日に大黒柱のヤディアー・モリーナ捕手が守備の際にファールを受けて骨盤を負傷。緊急手術を要し、少なくとも1カ月離脱を余儀なくされる事態ではあるが、死闘を戦い抜き一層チームが一丸となった。