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ヤンキース超有望選手が劇的サヨナラ弾。6連勝で首位攻防戦へ弾み「このチームは最高だ」

2018/05/07

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 ニューヨーク・ヤンキースのグレイバー・トーレス内野手が6日(日本時間7日)、本拠地ヤンキースタジアムで行われたクリーブランド・インディアンス戦に出場し、劇的なサヨナラ本塁打を放った。
 
 終盤に差し掛かった7回まで両チーム0-0と緊迫した試合は8回、インディアンスがタイラー・ネイクイン外野手とフランシスコ・リンドーア内野手のタイムリー安打などで一挙4点のビッグイニングを作った。しかし、ヤンキースもこれで目を覚ましたのか、直後の攻撃でブレッド・ガードナー外野手、アーロン・ジャッジ外野手のタイムリー安打で3点を返す。
 
 ヤンキースは1点差で迎えた9回、先頭のアーロン・ヒックス外野手の二塁打で無死二塁のチャンスを作ると、ニール・ウォーカー内野手もタイムリー二塁打で続きあっという間に同点。インディアンスは3番手のダン・オテロにスイッチし1アウトを取ったが、続く一発のあるジャンカルロ・スタントン外野手は敬遠で一、二塁。そしてここで打席に立ったのが、メジャー屈指の若手有望株で前日まで打率.333と好調のルーキー、グレイバー・トーレス内野手。
 
 トーレスは、カウント3-1と有利な状況から1球ファールとして、フルカウントから6球目の甘く入ったシンカーを叩くと、打球はバックスクリーン右のブルペンに入る第2号サヨナラ3ラン本塁打となった。本塁に生還する際には、待ち受けていた先輩たちの手荒い祝福を受けながらも笑顔を見せていた。
 
 オープン戦では不調だったが、4月22日にメジャー初昇格を果たすと、本来の持ち味である力強い打撃を発揮しているトーレス。米公式サイト『MLB.com』によると、試合後「このチームは最高だ。議論の余地もないよ」と興奮。アーロン・ブーン監督も「あれは彼をより素晴らしく、より大きくした瞬間だ。彼は成熟した良い打者だよ」と満足げだった。
 
 チームは最近16試合で15勝と絶好調。アメリカン・リーグ東地区首位の宿敵ボストン・レッドソックスとは1.0ゲーム差の2位に位置しており、8日(同9日)からはホームで首位攻防。この日の若手選手による最高の一発によって、首位浮上へさらなる勢いを増している。