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アストロズ、CY賞右腕が14奪三振の好投見せるも“見殺し” クローザーが痛恨3ラン浴びる

2018/05/02

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 ヒューストン・アストロズのサイ・ヤング賞右腕、ジャスティン・バーランダー投手が5月1日(日本時間2日)、本拠地ミニッツメイド・パークで行われたニューヨーク・ヤンキース戦に先発登板。8回14奪三振の好投を見せた。
 
 現在4勝負けなし、防御率はメジャー3位の1.36と安定感抜群のバーランダーはこの日、圧巻の奪三振ショーを見せた。初回に昨季52本塁打の2番アーロン・ジャッジ外野手、同59本塁打の4番ジャンカルロ・スタントン外野手の大砲2人から三振を奪うと、速球、スライダー、カーブを駆使しながら5回まで毎回2つずつ三振を奪う力投。6回には、ジャッジに対してこの日最速の98マイル(約158キロ)をマークした。
 
 ジャッジに対して速球で押したかと思えば、次の打率.327と好調のディーディー・グレゴリアス内野手には一転して縦に割れる緩いカーブを連投するなど緩急自在の投球を披露。
 
 この日は8回105球(ストライク75球)を投げて被安打3、無四球、奪三振14、無失点の好投で防御率は1.13に低下。投じた105球のうち速球は57球だったが、カーブは19球。カーブはグレゴリアスに5球、2年目の有望選手であるミゲル・アンドゥーハー内野手には7球と多く用いていた。
 
 バーランダーの好投は今季最高のものだったが、試合はヤンキースが口火を切る。両チーム無得点で迎えた9回、アストロズの2番手でクローザーのケン・ジャイルズ投手に対してジャッジが右前安打、グレゴリアスが左二塁打で無死二、三塁のチャンスを作ると、1死後にゲーリー・サンチェス捕手が88マイル(約142キロ)のスライダーを捉えてバックスクリーン左へ先制3ラン本塁打。
 
 その後も1点を加えたヤンキースが4-0で勝利し、アストロズはバーランダーの好投を見殺しにする形となってしまった。