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ドジャースに痛手、16年新人王シーガーが戦線離脱 トミー・ジョン手術で今季絶望

2018/05/01

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 ロサンゼルス・ドジャースは4月30日(日本時間5月1日)、2016年新人王であるコーリー・シーガー遊撃手が右ひじ靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けると発表した。今季の残り試合は欠場するという。
 
 シーガーは今季26試合で打率.267、2本塁打、13打点の成績。2016年に新人王を獲得したほか、過去2年連続でオールスターに選出された走攻守そろった若手遊撃手だ。昨季から右ひじの故障に悩まされ、戦線を離脱していた時期もあった。オフには保存療法での治療を選択したが、状態が悪化したため手術に踏み切ることに決定した。
 
 チームは、昨季のシーガー不在時に穴を埋めたクリス・テイラーを遊撃手として起用するほか、3Aからも内野手を1人昇格させるもようだ。
 
 しかし、昨季逃したワールドチャンピオンを目指すドジャースにとって、シーガー離脱は大きな痛手だ。野球データ解析サイト『Fangraphs』の「WAR(Wins Above Replacement)」(どれだけ勝利に貢献したかを示す指標)において、シーガーはメジャー全体で5位の高評価。その穴埋めは容易ではないだろう。
 
 さらに野手でトミー・ジョン手術の経験がある現役選手は、ワシントン・ナショナルズのマット・ウィーターズ捕手やテキサス・レンジャーズの秋信守外野手などが挙げられるが、いずれも復帰までにおよそ1年を要している。今季ここまでナショナル・リーグ西地区4位に沈むドジャース。上位浮上へ正遊撃手の不在をいかに補うかが課題だ。