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大谷、マメで2回3失点降板。チームは本塁打攻勢のRソックスに屈し連勝7でストップ

2018/04/18

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 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が17日(日本時間18日)、本拠地エンゼル・スタジアムで行われたボストン・レッドソックス戦に今季3度目の先発登板をし、2回3失点で初黒星を喫した。
 
 15日(同16日)に先発予定だったカンザスシティ・ロイヤルズ戦が悪天候のため中止、となり、中1日を空けてこの日改めて登板することになった大谷。対するのは、前日まで13勝2敗でメジャー最高勝率を誇る強豪レッドソックス。新加入した昨季45本塁打のJ.D.マルティネスを擁する強力な打線、そして、先発するデビッド・プライス投手も通算128勝の実力派左腕ということから、マッチアップが決まった時点から注目度の高い試合になっていた。
 
 大谷は初回、先頭のムーキー・ベッツ外野手に対し、フルカウントからの7球目、97マイル(約157キロ)の速球を完璧に捉えられると、これが左中間への先頭打者本塁打になった。そして1死後にハンリー・ラミレスに中前安打を浴びたが、失点1点にとどめこのイニングを投げ終えた。
 
 2回、大谷に再びピンチが訪れる。先頭のエデュアルド・ヌニェス内野手は中直に打ち取ったが、続くジャッキー・ブラッドリー・ジュニア外野手にはカウント1-1から内角高に放った96マイル(約155キロ)の速球を右前へ運ばれる。その後再び1死一、二塁とすると、ブロック・ホルト内野手には99マイル(約160キロ)の速球を左前タイムリーとされ1失点。
 
 初回に本塁打を浴びたベッツに対しては追い込みながらも四球。再び一、二塁のピンチに、今度はアンドリュー・ベニンテンディ外野手がレフトへ犠牲フライを放ってさらに1点追加。大谷はこの回2失点で0-3とリードを広げられて降板し、3回からは2番手のルーク・バード投手がマウンドに登った。
 
 大谷は2回まで66球(ストライク34球)。被安打4(被本塁打1)、与四球2、奪三振1で防御率は3.60となった。特にスプリットが決まらず、放った13球のうちボールが11球でファールになったのが2球と、空振りは1つも奪えない苦しい投球になってしまった。また、この大谷の降板は利き手である右手にマメができたことによるものと直後に球団から発表されている。
 
 なお、2番手のバードは3本塁打を浴びるなど6失点。強打のレッドソックス打線の流れを食い止めることできず、試合は1-10で大敗。エンゼルスの連勝は7でストップし、大谷はメジャー初黒星を喫した。