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ヤンキース、田中のエース級活躍で狙うは世界一。スタントン加入で超豪華打線完成【30球団戦力紹介】

 今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。

2018/04/06

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【投手陣:A】速球派揃いの豪華ブルペン。先発は田中の一発病改善がカギ

 ブルペンは全球団の中でも屈指の豪華さを誇る。抑えには昨季22セーブを記録した最速169キロ左腕のアロルディス・チャップマンが座り、そこまで繋ぐ中継ぎ陣もデリン・ベタンセス、トミー・ケインリー、チャド・グリーンと平均球速95マイル(約153キロ)以上の速球派が揃って、それぞれ1イニングをしっかり任せられる。
 
 昨季までは、ジョー・ジラルディ前監督がイニングの途中でコロコロと交代させて裏目に出るケースも目立ったが、アーロン・ブーン新監督がどんな起用法を見せるか注目したい。
 
 一方、先発陣は昨季14勝のルイス・セベリーノとC.C.サバシア、13勝の田中将大、オークランド・アスレチックスから途中加入し2チームで計10勝を挙げたソニー・グレイが中心となる。昨季の奪三振数が194と自己最多だった田中は、被本塁打35と打たれまくった課題を克服できれば、監督の信頼とともにイニング数を稼ぎ、勝利数を伸ばすことができるだろう。重量打線による援護と田中のエース級の働きが噛み合えば、2009年以来の世界一も十分に狙える。

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