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大谷、メジャー2号HRはサイ・ヤング賞2度の剛腕から。4年連続220奪三振以上の実績

2018/04/05

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 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、本拠地エンゼル・スタジアムで行われたクリーブランド・インディアンス戦に「8番・指名打者」で先発出場し、2試合連続本塁打となる同点2ランを放つなど2安打2打点の活躍でチームの勝利に貢献した。
 
 大谷は、2点を追う5回2死二塁の場面で第2打席を迎えると、相手先発コーリー・クルーバー投手の速球を捉え、バックスクリーン左への同点2ラン本塁打。本拠地デビューから2試合連続での本塁打に球場のボルテージは最高潮となり、チームは最終的に延長13回でサヨナラ勝ちを収めた。
 
 この日大谷に本塁打を浴びたのは、昨季を含めて2度サイ・ヤング賞を受賞した右腕コーリー・クルーバー。31歳のクルーバーは2007年にドラフト4巡目(全体134位)でサンディエゴ・パドレスに指名されて入団。2010年にトレードでインディアンスへ移籍し、2013年に先発ローテーションに定着して、速球とスライダー、カーブ、シンカー、チェンジアップと多彩な球種を武器に26試合で11勝を挙げる活躍を見せた。そして、その才能は翌年2014年に開花する。防御率2.44(リーグ3位)、269奪三振(リーグ2位)、リーグ最多の18勝という内容と結果を残し、初のサイ・ヤング賞を受賞した。
 
 2015年はリーグワーストの16敗(9勝)を記録したものの、リーグ3位の245奪三振をマーク。2016年には再び18勝を記録して再浮上。2017年も18勝を挙げて最多勝、防御率2.25も最優秀防御率となり、自身2度目のサイ・ヤング賞を受賞した。これまでのキャリアの中でも、2014年から4年連続220奪三振以上を記録している点はクルーバーの最大の特徴と言っていいだろう。
 
 前日の第1号は2年連続2ケタ勝利のジョシュ・トムリン、そしてこの日はクルーバーと実績のある投手から放った大谷の本塁打は、とても大きな価値がある。どこまで進化するのか、そしてそのスピードがどれほど早いのか、ファンの注目は日に日に強まっていく。