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シアトルが「51」の帰還に温かい拍手。イチロー、開幕スタメンで2打席立つ

2018/03/30

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 シアトル・マリナーズのイチロー外野手が29日(日本時間30日)、本拠地セーフコ・フィールドで行われたクリーブランド・インディアンスとの開幕戦に「9番・レフト」で先発出場した。
 
 オープニングセレモニーでスタンディングオベーションを浴びた背番号「51」のイチローは3回、先頭打者として最初の打席に向かうと、再び大歓声を浴びながらお馴染のフォームで構えに入った。そして、昨季のサイ・ヤング賞投手の右腕コーリー・クルーバーに対し、1ストライクからの2球目のカットボールを振り抜いたがあえなく一ゴロと凡退。5回に訪れた第2打席では、今度はファールで粘るシーンも見られたが、カウント1ボール2ストライクから最後は約150キロの速球に空振り三振に倒れた。
 
 イチローは8回の守備から交代し、マリナーズ復帰戦は2打数無安打に終わった。それでも、本拠地の多くのファンが温かい拍手で迎えたように、右ふくらはぎの負傷や頭部死球など多くの苦境を乗り越えて開幕スタメンを掴み取ったヒーローの帰還は、これから長いシーズンを戦うにあたって必要不可欠であることに間違いない。
 
 試合は、10年連続で開幕投手を任されたマリナーズ先発のフェリックス・ヘルナンデスが6回途中無失点の好投を見せるなど、6人を要して繋いだ継投策が的中。初回の指名打者ネルソン・クルーズによる2ラン本塁打で生んだリードを最後まで守り切り、2-1でマリナーズが勝利を収めた。