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これぞ二刀流!バムガーナー、6回無失点&特大弾で開幕へ万全

2018/03/19

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 サンフランシスコ・ジャイアンツのマディソン・バムガーナー投手が18日(日本時間19日)、米アリゾナ州スコッツデールで行われたコロラド・ロッキーズとオープン戦に先発登板した。
 
 バムガーナーは初回、昨季ナショナル・リーグ首位打者のチャーリー・ブラックモン外野手から始まる上位打線を三者凡退に打ち取ると、2回は先頭打者に二塁打を浴びたものの、三盗を試みた走者をけん制で刺す持ち前の冷静なマウンドさばきを披露。その後も走者を背負っても得点は許さず、結局6回を投げて被安打1、与四球2、奪三振5、無失点と好調な調整ぶりを見せた。
 
 また、この日は自慢の打撃も快音を響かせた。7回の先頭で打席に入ると、右腕ブライアン・ショウのインコース高めの速球を引っ張り込み、打球は左中間スタンドへ突き刺さる本塁打。米データシステム『Statcast』では、この打球の飛距離は推定445フィート(約136メートル)に達していたと分析している。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、試合後「これがレギュラーシーズンの試合だと自分をだますつもりはない」と話したバムガーナー。昨季は4月にバイク事故を起こして利き腕の左肩などを負傷。オールスターゲーム明けに復帰したが、自身7年ぶりに規定投球回到達を逃し、4勝9敗と悔しいシーズンを送っただけに、過去3度世界一を経験した左腕の今季に懸ける思いは強い。まずは、29日(同30日)にクレイトン・カーショウと投げ合うロサンゼルス・ドジャースとの開幕戦へ向けて準備は万端のようだ。