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2年連続CY賞右腕・リンスカムのメジャー復帰が間近と話題に「契約を得ることは間違いない」

2018/02/16

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 2年連続でサイ・ヤング賞に選出され、7年連続で2桁勝利、3年連続最多奪三振を記録するなど、サンフランシスコ・ジャイアンツで輝かしい実績を残してきた通算110勝右腕のティム・リンスカム投手(33)のメジャー復帰が現実的となっていることが米国で話題となっている。
 
 上述したような輝かしい功績を残していたリンスカムだったが、2012年を境に成績が低迷。防御率は4点台以上と安定感を欠く内容が続き、2015年オフにはジャイアンツからFAに。2016年はロサンゼルス・エンゼルスでプレーしたが、9試合で2勝6敗、防御率9.16と結果を残すことが出来ずオフにはFAに。
 
 2017年は所属球団がなく、マイナーリーグでのプレーもなかったが、15日(日本時間16日)付のMLB公式サイトによると、リンスカムは今オフのメジャー復帰を見据えてトレーニングを続け、2012年以降は低下していた球速も戻ってきているようだ。
 
 MLBネットワークのマーク・フェンサンド記者も「彼が復帰できることは間違いないだろう。今年はおそらくマイナー契約でキャンプは招待選手としての参加となるだろうが、契約を得ることは間違いない」と復帰に太鼓判を押しており、現在は2015年に受けた股関節の手術の影響も感じさせず、非常に引き締まった体でトレーニングを続けているという。
 
 一方、ウォームアップには「かなりの時間を要した」と評されており、獲得に動く球団が先発かリリーフのどちらで起用するかは不明ながらもこの点が獲得を渋らせる可能性も指摘した。
 
 一度はメジャー最高投手の栄誉を掴みながら、現在は所属なしと苦しんでいるリンスカム。全盛期にはメジャーでも屈指の奪三振マシーンとして名を馳せたが、果たして復活を果たすことは出来るだろうか。33歳と若いだけに、老け込むにはまだまだ早いだろう。