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ダルの獲得成功にカブスGMも大喜び「ユウは最も優先的に獲得したい選手だった」

2018/02/14

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Getty Images



 ロサンゼルス・ドジャースからFAとなり、スプリング・トレーニングの開幕直前にシカゴ・カブスと契約合意に至ったダルビッシュ有投手。今オフの移籍市場は非常に動きが遅かったが、最終的には投手陣の補強を画策していたカブスでワールドシリーズ制覇を目指すことになった。
 
 MLB公式サイトでは13日(日本時間14日)付で特集を掲載し、カブスのセオ・エプスタインGMを初めとする球団首脳陣が入団会見でダルビッシュの獲得を喜ぶ様子を伝えている。
 
 エプスタイン氏は「ユウは最も優先的に獲得したい選手だった。これほどの投手を迎え入れることが出来て、カブスにとって非常に素晴らしい1日となったと思っている。彼の三振を奪う能力はおそらく世代屈指であるしね」と話し、今オフの移籍市場で先発No.1評価を受けていた右腕の獲得を喜んだ。
 
 また、カブスは昨季のワールドシリーズでの登板をあまり問題視していないようで、エプスタイン氏は「アストロズが成熟したチームであったからこそワールドシリーズを制覇するに至った。私たちはあの2試合のみで彼を評価しておらず、メジャーに移籍してからの6年間の彼を見てきた。ユウは先発ローテーションでも上位を担うことの出来る優秀な投手であることは間違いなく、カブスにもきっと適応してくれることだろう」と話し、より一層の飛躍を期待している。
 
 カブスは今オフにジェイク・アリエッタ、ジョン・ラッキー、ウェイド・デービスの主力3人がFAとなったことを受け、投手陣の補強を画策。先発ではタイラー・チャットウッド、守護神候補としてブランドン・モロー、ブルペン陣補強のためにスティーブ・シーシェックを獲得。そして、ダルビッシュの獲得によってアリエッタの穴を埋めることにも成功し、選手流出による戦力低下を抑えることができた。
 
 昨季はダルビッシュも所属していたロサンゼルス・ドジャースの前に敗れ、2年連続のワールドシリーズ制覇を逃したカブス。野手陣は健在なだけに、今オフに補強した投手陣が期待通りの活躍を見せることが出来れば、2年ぶりのワールドシリーズ制覇も現実的なものとなってくる。