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カブス、ダルとの契約直前に元エース右腕にオファー断られていた 条件面で折り合いつかず

2018/02/12

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 今オフのFA選手で先発No.1評価を受けながらも所属先探しが長引き、10日(日本時間11日)にシカゴ・カブスと契約合意に至ったことが報じられたダルビッシュ有投手。6年総額1億2600万ドル(約137億円)の大型契約となったが、実はカブスはダルビッシュとの契約前に昨季限りでカブスからFAとなっていたエース右腕のジェイク・アリエッタ投手にもオファーを提示していたようだ。
 
 米スポーツサイト「ファンラグ・スポーツ」の11日(日本時間12日)付の特集によると、カブスのセオ・エプスタインGMはアリエッタ側に電話で最後のオファーを提示したが、条件面に納得できなかったアリエッタ側から断りの連絡が入り、カブスはダルビッシュ獲得へ本格的にシフトしたという。
 
 なお、カブスはアリエッタにダルビッシュとほぼ同条件のオファーを提示したようだが、2015年には22勝6敗、防御率1.77という成績でサイ・ヤング賞に選出され、2016年にはワールドシリーズ覇に大きくしたエース右腕の引き留めには失敗していた。
 
 また、アリエッタの代理人であるスコット・ボラス氏はポストシーズンでの成績など、過去の実績から見てもアリエッタの方がダルよりも優れた投手であるという認識のようで、より好条件の契約を結ぶためにオファーを待つ意向のようだ。
 
 同サイトではブリュワーズ、ツインズ、ナショナルズ、カージナルス、フィリーズが移籍先候補と予測しており、ダルビッシュの移籍が決まったことからこれらの球団がアリエッタの獲得に本腰を入れてくる可能性が高いとしている。
 
 今オフのNo.1先発投手との評価を受けていたダルビッシュの所属先が決まり、現在では最も注目を浴びることになったアリエッタ。先発投手の補強を狙う球団は多いだけに、今度は”アリエッタ争奪戦”が白熱することになりそうだ。