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ダルビッシュはカブスと契約合意 6年総額130億円超えの大型契約は今オフ最大へ

2018/02/12

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 ロサンゼルス・ドジャースからFAとなっていたダルビッシュ有投手は10日(日本時間11日)、シカゴ・カブスと6年総額1億2600万ドル(約137億円)で契約合意に至ったと、MLB公式サイトなど複数米メディアが同日付で報じた。今後はメディカルチェックを経て正式契約に至る見込みで、背番号は日本ハム・レンジャーズ時代に背負った「11」となった。
 
 MLB公式サイトによるとダルビッシュの契約は今オフ最大で、基本年俸に加えてサイ・ヤング賞の選出、投球回や試合数などによる出来高が盛り込まれており、最大で1億5000万ドル(約163億円)まで到達することが可能となっているようだ。
 
 また、ダルビッシュ契約期間の途中にFAとなることができるオプトアウト権、ノートレード条項も含まれているようで、金額面以外にも条件が充実しているようだ。
 
 カブスはダルビッシュ獲得に並々ならぬ熱意を注いでおり、レンジャーズ時代にバッテリーを組んだクリス・ギメネス捕手をマイナー契約で獲得するなど、今オフの先発No.1右腕に大きな誠意を見せてきた。ツインズなどもダルビッシュ獲得に本腰を入れていたが、2016年にワールドシリーズを制覇したカブスが争奪戦を制することになった。
 
 カブスではエース右腕のジェイク・アリエッタ投手がFAとなり、先発投手の補強が急務となっていたが、アリエッタと同格のエース級右腕の獲得に成功。今オフの動向次第では戦力低下も免れなかったが、ダルビッシュに誠意を見せ続け、昨季に劣らない陣容で今季を戦うことになった。
 
 11月にFAとなってから去就が注目され続けていたダルビッシュ。今オフは移籍市場の動きが非常に遅く、MLB選手会は未所属選手のためのスプリング・トレーニングの開催も計画するほどだが、日本を代表する右腕は無事にキャンプ開幕直前に新天地が確定した。
 
 米国でもトップ選手の移籍が確定したことに安堵の声が多くなっているようで、ダルビッシュの移籍が決まったことから他選手についても”ドミノ効果”で移籍先が決まり始めると見られているようだ。