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大谷同僚の通算614発・プホルスのとある記録に注目?「この記録は破ることが出来ない」

2018/02/08

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 今季からロサンゼルス・エンゼルスでプレーする大谷翔平投手のチームメイトであるアルバート・プホルス内野手。メジャー通算2968安打・614本塁打・1918打点、MVP3回、首位打者1回、本塁打王2回、打点王1回など、輝かしい経歴を誇る大打者だが、MLB公式サイトでは7日(日本時間8日)付で特集を掲載し、ある記録を「この記録は破ることが出来ない」と評して注目している。
 
 その記録とは、世間ではマイナスイメージで語られやすい「併殺数」だ。プホルスが現在記録している362併殺はメジャー史上最多で、2位のカル・リプケンの350併殺を既に上回っている。そして、今季以降も同じペースで併殺を積み重ねれば、2位に100以上の差をつけて現役を終える可能性もあると予想されている。
 
 しかし、米国でも併殺の多さはマイナスイメージで語られることは少ないようで、同記事では「長年強い打球を飛ばし続けた証明」と評されており、併殺は強打者の宿命であると捉えているようだ。
 
 同記事では、31歳時点のプホルスは他選手の31歳時と比較した場合、歴代最多本塁打記録を持つバリー・ボンズよりも120本以上多くの本塁打を記録し、歴代最多得点のリッキー・ヘンダーソンよりも多くの得点を稼ぎ、歴代最多打点のハンク・アーロンよりも24打点を記録するなど、歴代屈指の大打者を超えるほどの驚異的な打撃を披露していたことを紹介。
 
 2012年のエンゼルス移籍後は成績を落としていることから、カージナルス時代の打棒や出塁率の高さが忘れられがちで、併殺数の多さはマイナスイメージにつながってしまっているが、やはりこの併殺の多さはプホルスが強打者ゆえに記録されたものであり「記録が更新されていくところを見れることに感謝しなければならない」とまで評されている。
 
 現在は大谷が加入することから再び一塁手として出場することを目指しており、守備練習にも積極的に取り組んでいるプホルス。将来の野球殿堂入りもほぼ確実視されているが、2000年代を代表する大打者は今季もその打棒でチームを支えることが出来るだろうか。