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殿堂入りのホフマン氏が史上最多652セーブのマリアノ・リベラ氏の殿堂入りに太鼓判

2018/01/26

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 全米野球記者協会の投票によって選出される米国の野球殿堂に選出された、通算601セーブの実績を誇るトレバー・ホフマン氏が、来年から候補者資格を得る元ニューヨーク・ヤンキースのマリアノ・リベラ氏の殿堂入りに太鼓判を押していると米国紙「ニューヨーク・ポスト」が26日付で報じた。
 
 ホフマン氏はマーリンズ・パドレス・ブリュワーズの3球団で活躍し、1994年から2010年まで守護神として活躍した。速球とチェンジアップを軸にアウトを積み重ねた右腕が本拠地で登板した際には、ロックバンド・AC/DCの「Hells Bells」という曲が流され「トレバー・タイム」と呼ばれ人気を博した。
 
 また、同曲は日本人選手も使用しており、第1回WBCでは大塚晶則投手、オリックスの増井浩俊投手も日本ハム時代に本人の承諾を得て入場曲として使用していた。
 
 米国でも屈指のクローザーとして活躍し、殿堂入りまで果たしたホフマン氏だが、来年で引退から5年が経過して野球殿堂の候補者資格を得る、メジャー史上最多の652セーブを記録しているマリアノ・リベラ氏の殿堂入りを支持しているようだ。
 
 リベラは代名詞であるカッターを武器に1997年から2013年まで守護神として活躍。引退を決めた2013年も64試合に登板し44セーブ、防御率2.11と好成績を残し、惜しまれながらの引退となった。なお、リベラの代名詞的な入場曲であるヘヴィメタルバンド・メタリカの「Enter Sandman」は1998年のワールドシリーズでパドレスと対戦した際にチームスタッフが影響を受けて選曲したという。
 
 自身の601セーブを超えたリベラ氏の殿堂入りについてホフマン氏は「リベラは真っ先に投票され、資格を有して1年目で殿堂入りとなることだろう」と話した。ホフマン氏は殿堂入りまで資格を有してから3年かかったが、圧倒的な実績を誇るリベラ氏は一発で殿堂入りとなるとの見解を示した。
 
 また、名門球団のヤンキース一筋で結果を残し続け、幾度のリーグ優勝、ワールドシリーズ制覇に大きく貢献したことも高く評価しているようだ。通算成績も圧倒的なリベラだが、ポストシーズンでは96試合で141イニングを投げ、8勝1敗42セーブ、防御率0.70と驚異的な成績を残している。
 
 長年ヤンキースのクローザーとして活躍し、殿堂入りがほぼ確実視されているリベラ。米国屈指のクローザーのホフマン氏も太鼓判を押しているが、果たして来年の投票で一発殿堂入りとなるだろうか。