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イチロー、「戦力として獲得する球団が現れるとは考えにくいだろう」と米見解 功績や姿勢は高評価も…

2018/01/19

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 マイアミ・マーリンズからFAとなり、現在は新たな所属先を探しているイチロー外野手。16日には代理人のジョン・ボッグス氏が日本球界復帰の可能性を示唆したことから、日米でその動向が大きく注目されている。
 
 シーズン最多安打記録を樹立するなど、米国でも多くの伝説を残したイチローの去就は現地でも注目されており、米サイト「ファンサイデッド」では18日(日本時間19日)付で特集を掲載。イチローの今後についての見解を報じた。
 
 同サイトのジャレッド・ウルフ記者は「若い頃であれば間違いなくチームに加えたい存在だったが、今のイチローを戦力として獲得する球団が現れるとは考えにくい。現役を続けるのであれば、日本でプレーする選択肢もあるだろう」と評した。
 
 昨季のイチローは代打・守備固めなどの途中出場がメインで、第4の外野手としてシーズンを戦い続けた。しかし、打率.255、3本塁打、20打点と打撃は振るわず、シーズン終了後には来季の契約を更新しないことを告げられていた。
 
 今年の10月で45歳を迎えることもあり、各球団はイチローを戦力とカウントして獲得する可能性は低くなっているようだが、一方でプレー面以外については非常に高く評価されているようだ。
 
 記事では「イチローはプレーだけでなく、野球の国際化にも大きく貢献した。日本で1278安打を積み重ねて米国に来たイチローは日本球界の文化を米国に広めた。また、米球界の文化も日本に広めた。そして、彼の後を追うように多くの日本人選手が米球界に挑戦してきた。今オフでいえば、大谷翔平が上げられるだろう」と日本人選手がメジャーに挑戦するための門戸を開いた功績を高く評価している。
 
 また「日米通算で4358安打、米国では3080安打を積み上げたイチローはプレー面だけでなく、才能ばかりに頼らず強い情熱を持って野球に取り組む姿は、真のプロフェッショナルであり、まさに球界のレジェンドである」とも報じられており、余念のない準備をする姿などはチームに好影響を及ぼすとも考えられているようだ。
 
 今年でメジャーデビューから18年目を迎えるイチロー。高齢もあり獲得に積極的な球団は少なくなっているようだが、今季もメジャーでプレーすることは叶うだろうか。