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ドジャースが1対4の大型トレード ケンプが古巣復帰、ゴンザレス、カズミアーらを放出

2017/12/17

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 ロサンゼルス・ドジャースは16日(日本時間17日)、マット・ケンプ外野手を獲得し、エイドリアン・ゴンザレス内野手、スコット・カズミアー投手、ブランドン・マッカーシー投手、チャーリー・カルバーソン内野手の4選手をアトランタ・ブレーブスへトレードしたと発表した。
 
 1対4の大型トレードだ。06年にドジャースでデビューしたケンプは14年までドジャースに在籍。走攻守三拍子そろった外野手として、11年には打率.324、39本塁打、126打点、40盗塁と驚異的な成績を記録した。その後、パドレスに移籍し、16年途中からはブレーブスに在籍。昨季は打率.276、19本塁打、64打点を記録した。
 
 一方のゴンザレスは球宴出場5回の主砲。通算311発を誇るも、昨季は怪我の影響で打率.242、3本塁打、30打点と自己ワーストの成績となった。また、カズミアーは16年に2桁勝利を挙げるも、昨季は登板0。マッカーシーは19試合に出場し、6勝4敗、防御率3.98の成績を残し、カルバーソンは15試合で打率.154、0本塁打、1打点という成績だ。
 
 今回のトレードにより、ドジャースはチームの年俸総額がぜいたく税の対象から外れ、同時に将来の課税の割合も下がるという。仮に19年に再び年俸総額が基準を上回った場合でも、来季の年俸総額を抑えておくことで、節税につながるという。ちなみにゴンザレス、カズミアー、マッカーシーの3選手の来季の年俸総額は約58億円だった。
 
 ドジャースとしては戦力補強というよりも、高年俸選手をうまく放出した形になったトレード。将来に向けても準備万端だ。