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ヤンキース、ナ・リーグMVPスタントン獲得に合意 ジャッジと「111発コンビ」形成へ

2017/12/10

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 ニューヨーク・ヤンキースは9日、マイアミ・マーリンズとの交換トレードで今季59本塁打、132打点で2冠王に輝いたジャンカルロ・スタントン外野手の獲得に合意したと複数米メディアが報じた。
 
 スタントンはワールドシリーズ制覇を狙うことのできる球団への移籍を希望していたため、自身の契約に盛り込まれているトレード拒否権を行使してサンフランシスコ・ジャイアンツ、セントルイス・カージナルスへのトレードを拒否していた。しかし、今季はワールドシリーズ進出まであと1勝と迫った名門・ヤンキースのオファーは受諾する可能性が高いとみられている。
 
 MLB公式サイトによると、両球団からの公式発表はまだ行われていないが、両球団、そしてスタントンの間では既に合意に至ったようだ。また、ヤンキースからの交換相手には、正二塁手のスターリン・カストロ内野手や複数の若手有望株が有力視されているようだ。
 
 スタントンは今季159試合出場で打率.281(597-168)、59本塁打、132打点、2盗塁、出塁率.376、OPS1.007という成績を残し、本塁打王・打点王の2冠王となり、シーズンMVPに選出されていた。
 
 ヤンキースには新人ながらア・リーグ本塁打王となったアーロン・ジャッジ外野手も在籍しており、来季は2人合わせて「111発」コンビがヤンキース打線の中核を担うことになる。
 
 ロサンゼルス・エンゼルスに入団が決まった大谷翔平投手の獲得に失敗したが、代わりにメジャーを代表する主砲・スタントンの獲得に成功したヤンキース。新星・ジャッジとの長距離砲コンビは、他球団にとって驚異的な存在となることは間違いないだろう。