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メジャー復帰のマイコラス、現地での知名度はほぼゼロ?地元局が”謎の男”を解説

2017/12/07

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Getty Images

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 今季で読売ジャイアンツとの契約が満了し、自由契約となっていたマイルズ・マイコラス投手(29)は、5日(日本時間6日)にセントルイス・カージナルスと2年総額1550万ドル(約17.5億円)で契約合意に至った。
 
 米球界復帰の希望が叶ったマイコラスだが、一方で獲得が発表された際には、SNSでカージナルスファンを中心に「この投手は一体誰なんだ?」という反応が巻き起こった。マイコラスはメジャーで通算37試合に登板してはいるが、マイナーとメジャーを行き来する選手であり、注目度は低かった。
 
 そして、2015年から3年間はNPBの読売ジャイアンツに所属したことで米国での知名度は大きく低下。日本球界で好成績を残したことで、今季オフには隠れた優良選手として一部で注目を浴びていたが、やはり多くのファンはマイコラスの存在を知らなかったようだ。

 セントルイスの地元局「KSDK」では6日(日本時間7日)付で「マイルズ・マイコラスとは誰なのか?彼はカージナルスのために何ができるのか?」と題した特集を掲載。現地で話題となっている”謎の男”マイコラスを解説した。
 
 カージナルスはランス・リン、マイク・リークの2人がFAやトレードでチームを去っており、先発投手の補強は急務となっていた。そして、カージナルスはメジャー時代に振るわなかったが、日本球界で大活躍を見せていたマイコラスに注目し、獲得に至ったと紹介。
 
 また、来季からカージナルスで投手コーチを務めるマイク・マダックス氏はレンジャーズ時代にマイコラスと同僚だったことも紹介されている。マイコラスは馴染みのあるコーチの下で再出発となるが、日本球界で残した75%ほどの成績を残してくれれば、カージナルスのチーム状況は大きく改善されると評している。
 
 海外球界でトップクラスの実力をつけて米球界に復帰したことも高く評価されているようだ。記事では、今季に韓国球界からメジャー復帰を果たしたエリック・テームズ内野手の例を紹介。テームズは2014年から3年間を韓国球界で過ごし、圧倒的な成績を残すと2016年オフにブリュワーズと契約。打率こそ.247だったが、開幕直後は驚異的なペースで本塁打を量産し、シーズン全体では31本塁打を記録した。
 
 韓国球界で力をつけてメジャー復帰を果たしたテームズのように、マイコラスも主力先発右腕としてローテーションを守り切ることが期待されている。一方で実績のない投手に1550万ドルは高いとされているが、仮に先発ローテーションを守り切ってイニングを稼げば、非常にお買い得な選手となるとも評されている。
 
 今季までカージナルスに在籍した呉昇桓のように、戦力となってくれるかは実際に試合をしてみないことには分からないと評されているマイコラス。しかし、田中将大やダルビッシュ有、大谷翔平などを輩出した日本球界でトップクラスの成績を残したことから、メジャーリーグの舞台でも先発投手としてチームを引っ張ることが期待されているようだ。

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