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【MLB】ダルビッシュ、WS終了後も批判の声止まらず「L.A.で最も敵対視される存在となった」

2017/11/03

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 今季途中からロサンゼルス・ドジャースに移籍し、地区優勝・リーグ制覇に貢献も、ワールドシリーズでは2戦に先発登板し、2試合とも2回持たずに降板と精彩を欠いてしまったダルビッシュ有投手。
 
 3勝3敗で迎えた第7戦に先発登板したダルビッシュだったが、試合序盤で相手に大きく流れを渡す5失点を喫し、チームも1-5でそのまま敗戦。大一番で不甲斐ない投球を見せてしまったダルビッシュに対し、地元では多くの批判の声が上がり続けている。
 
 そもそも、今季のドジャースはポストシーズンを勝ち抜き、世界一を掴むためにダルビッシュを獲得。地区優勝は現有戦力でも可能と見られていたが、毎年ポストシーズンでエースのクレイトン・カーショウが酷使され、敗退の憂き目に遭っていたことから今季は補強に踏み切った。しかし、期待されたダルビッシュはワールドシリーズの大一番で結果を残すことができず、補強は功を奏さず悔しい結果となった。
 
 米国誌「ニューズウィーク」では2日(日本時間3日)付で特集を掲載。「なぜドジャースはワールドシリーズで敗れたのだろうか。第7戦で登板したユウ・ダルビッシュは今やLAで最も敵対視される存在となった」と題し、日本の誇る右腕が厳しい声に晒されていることを紹介。
 
 エースのクレイトン・カーショウが3番手として登板して4回無失点と好投を見せたことなどもあり、ダルビッシュの先発登板は「想像を絶するものだった」と評されている。
 
 そして、来季もドジャースでのプレーを希望しているダルビッシュについて「ドジャースはこの一件を許し、2度目のチャンスを与えるキャパシティがあるだろうか?彼らの傷はまだ癒えていないが、第7戦の現実を受け入れることはできるだろうか?もしもすべてが上手く行けば、ダルビッシュは再びロサンゼルスで投げるチャンスを得ることができるだろう」と評している。
 
 ワールドシリーズでは精彩を欠いてしまったダルビッシュだが、FA市場での評価は非常に高く、好条件の契約を結ぶことが濃厚。果たして、雪辱を期す右腕は来季はどのユニフォームに袖を通すことになるだろうか。