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【MLB】アストロズ、球団史上初の世界一!序盤にダルKO、5投手継投で反撃振り切る

2017/11/02

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 ヒューストン・アストロズは1日(日本時間2日)に敵地で行われたワールドシリーズ第7戦でロサンゼルス・ドジャースを5-1で下し、1962年の球団創設以来初となる世界一に輝いた。
 
 この試合の先発はアストロズ・マッカラーズ、ドジャース・ダルビッシュ。総力戦が予想された一戦は、初回から動きを見せた。
 
 初回、アストロズは先頭のスプリンガーが左翼線への二塁打で出塁すると、続くブレグマンの一ゴロを一塁手・ベリンジャーが悪送球しアストロズは幸先よく1点を先制。その後、ブレグマンは気迫溢れるヘッドスライディングで三盗を成功させると、アルトゥーベの一ゴロ間に2点目を奪った。
 
 そして、2回にはマッキャンの四球・ゴンザレスの二塁打で無死2・3塁のチャンスを作ると、マッカラーズの二ゴロ間に1点を追加。そして、初回に先制の口火を切る二塁打を放ったスプリンガーが今度は2ランを放ち、5得点でダルビッシュをKOした。
 
 その後は得点を奪えなかったアストロズだが、今シリーズでは精彩を欠く場面が多く見られた投手陣が力投を見せた。
 
 先発のマッカラーズは2回1/3で3安打・4死球と不安定な投球が続き、3回途中で無失点ながら降板。その後はピーコック・リリアーノ・デベンスキーの3人で5回まで無失点に抑えると、第4戦で先発登板し7回途中1失点の好投を見せたモートンが5番手として登板。
 
 試合中盤からの登板となったモートンだったが、4回1失点とロングリリーフで9回まで投げ切り、そのまま試合を締めた。この試合でも再三のピンチを背負ったアストロズ投手陣だったが、今回は要所で一本を許さず、強力ドジャース打線を1得点のみに抑えて世界一の栄冠を掴んだ。
 
 敗れたドジャースは先発のダルビッシュが2回途中5失点KOとまたしても試合を作れず苦しいスタートに。3回以降はカーショウ・ジャンセン・ウッドとドジャースの誇る好投手たちを救援登板させて流れを呼び戻そうとしたが、打線の拙攻が目立って5点差を覆すことはできず、29年ぶりの世界一を掴むことはできなかった。