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【MLB】リーグ制覇に王手をかけたヤンキース。剛腕・バーランダーに若きエース・セベリーノが再び挑戦

2017/10/20

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 ニューヨーク・ヤンキースは18日(日本時間19日)に本拠地で行われたア・リーグ優勝決定シリーズ第5戦でヒューストン・アストロズを下し、シリーズ戦績を3勝2敗としてリーグ制覇に王手をかけた。
 
 第5戦では田中将大投手が7回無失点の快投を披露し、アストロズのエースであるダラス・カイケルに投げ勝った。0勝2敗で本拠地に戻ってきたヤンキースは、地区シリーズの時と同様に劣勢に追い込まれてから逆襲を見せた。
 
 第3戦から第5戦までは本拠地のヤンキー・スタジアムで開催されたが、第6戦・第7戦は再びアストロズ本拠地のミニッツ・メイド・パークで行われる。
 
 そして、第6戦にはヤンキースが若きエースのルイス・セベリーノ、アストロズがデトロイト・タイガースのエースとして君臨し、今季途中からアストロズに移籍したジャスティン・バーランダーが先発登板する。
 
 セベリーノとバーランダーは第2戦で対戦したが、セベリーノは4回1失点で降板。一方、バーランダーは9回を13奪三振で1失点と完投。9回裏にヤンキース守護神・チャップマンがサヨナラ打を浴びたことでアストロズに軍配が上がっていた。
 
 通算188勝を誇るバーランダーは、三振を量産するメジャー屈指の剛腕だ。バーランダーは2005年にデトロイト・タイガースでデビューを果たすと、タイガースのエースとしてチームをけん引。2011年には24勝5敗、250奪三振、防御率2.40という成績を残してサイ・ヤング賞も受賞している。
 
 近年は球速の低下や故障などに悩まされ、全盛期ほどの成績は残せなくなってきているが、今季のアストロズ移籍後は5戦5勝で防御率1.06と大活躍。ポストシーズンでも3戦3勝、防御率2.04と好調を維持しており、第6戦でもヤンキースの前に強敵として立ちはだかることは必至だ。
 
 そんな剛腕に、今季は14勝6敗で防御率2.98と大ブレークを果たしたセベリーノが再び挑戦する。セベリーノはポストシーズンで3試合に登板し1勝0敗、防御率5.56とまだまだレギュラーシーズンで見せた実力を披露できていないが、チームが3連勝を飾ったことでバーランダーにリベンジする機会を得た。
 
 果たして、チームを代表する剛腕対決はどちらに軍配が上がるだろうか。第6戦は日本時間21日の午前9時頃にプレイボール予定だ。