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【MLB】まさかの投手転向のイスラエル代表の主砲 初戦で快投 12年には32発

2017/08/08

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Getty Images



 ロサンゼルス・ドジャース傘下に所属し、今春に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ではイスラエル代表の主砲として活躍したアイク・デービス内野手が、6日(日本時間7日)にルーキー級の試合で投手としてキャリアの再スタートを切った。
 
 メッツ時代の2012年には32本塁打90打点を放ち、未来の主砲として期待されていた左投げ左打ちのデービスは、その後のキャリアでは伸び悩み、昨季オフにドジャースとマイナー契約を結んでいた。今季はトリプルA級で試合に出場するも、打率.212、4本塁打、12打点と振るわずに新たな道として投手に転向していた。
 
 実はこのデービス、大学時代に二刀流としてプレーした過去があり、大学3年次には打率.385、16本塁打、76打点を記録する一方、投手としては16試合に中継ぎとして出場し、4勝1敗、防御率2.25と活躍している。
 
 また、デービスはアスレチックス時代の15年には2試合に登板して無失点に抑えた経験もあり、早くも日曜日に投手デビューとなった。試合を伝えた『ファングラフス』によると、デービスは88-92マイル(142-148キロ)の直球を投げ、1回を3三振に抑えたという。
 
 今季の開幕前にはイスラエル代表の主砲としてWBCに出場し、2次ラウンドの侍ジャパン戦で西武の牧田から9回表に右前適時打を放ったデービスが、新たなキャリアを歩み始める。投手としてのデービスがどこまでやれるのか注目だ。