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【MLB】マー君、111球熱投で“復活の”7勝目! 3戦連続で一発浴びず 

2017/07/04

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 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が、3日(日本時間4日)に本拠地で行われたトロント・ブルージェイズ戦に先発登板、7回を5安打、1四球、8三振、1失点の快投で7勝目(7敗)を手に入れた。
 
 過去2戦で14回を投げ、被本塁打0、2失点と復調を見せている田中。この日は初回に先頭打者のボーティスタに安打を打たれるも、2番・ドナルドソンを狙った場所にスライダーを投げ込み空振り三振、3番・スモークを併殺打に打ち取り無失点。すると、打線がストローマンの制球の乱れをつき、2点の援護をもらう。
 
 田中は、2回は2三振後に技あり安打で走者を出すも無失点、3回も2死から四球を出すも、後続を打ち取り無失点とし、立ち上がりを上々の投球でブルージェイズ打線を抑えた。
 
 しかし、4回に先頭のスモークに甘めの球を逆方向のフェンス直撃の二塁打を打たれ、無死からピンチを背負う。しかし、モラレスを3球で、スプリットで空振り三振を奪うと、続くピアースは三ゴロ、カレーラを低めに制球されたスプリットで空振り三振に抑えてピンチを脱する。
 
 5回も2死からピンチを迎えるもしっかり抑え、6回はようやくこの日初の三者凡退に打ち取った田中だったが、7回に1死からこの日100球目が死球となると、次打者の打席で一塁走者が盗塁を仕掛け、捕手のサンチェスが悪送球で一気に三塁まで進まれる。
 
 そして、続くバーニーに左前へ落とされ、この日初失点。ゴインズは投ゴロに打ち取り、続くメイリーの投手返しを素晴らしい反応で投ゴロに抑え、この日を7回、111球、5安打、1四球、8三振、1失点で勝利投手の権利を有し降板した。
 
 試合は、8回にヘッドリーが2点適時打を放つなど4点を追加し、ヤンキースが6-3で勝利。好投した田中には今季の7勝目が記録された。
 
 この日の三者凡退は6回の1回だけだったが、低めに制球されたスプリットとスライダーが効果的に決まり、ブルージェイズ打線をしっかり抑えた田中。変化球が曲がりきらずに痛打された球もあったが、3試合連続で素晴らしい内容の投球を見せ、7勝目を獲得。復活を印象付けるマウンドとなった。