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【MLB】米国移籍後初となるダルとマー君の対決。6年ぶり5度目の対決はどちらが白星掴むか

2017/06/23

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 23日(日本時間24日午前8時5分)に、テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手とニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手の投げ合いが実現する見通しだ。
 
 両者の対決は、NPB時代を含めると6年ぶり5度目。米国移籍後の直接対決はなく、今回登板で初対決となった。なお、NPB時代はダルが2勝1敗、田中が1勝3敗を記録しており、ダルに軍配が上がっている。
 
 今季、ダルビッシュは15登板で94回、6勝5敗、99奪三振 36四球 13被本塁打、防御率3.35という成績を残し、レンジャーズの1番手として活躍。トミー・ジョン手術から復活して初のフルシーズンとなっているが、ここまでエースとしてチームを勝利に導く投球を見せ続けている。
 
 一方の田中は、現在自身6連敗中。今季成績は14試合に登板し76.2回、5勝7敗、76奪三振、21四球、21被本塁打、防御率6.34。好投と炎上を繰り返す不安定なシーズンとなっており、地元・ニューヨークでも厳しい立場に置かれてしまっている。
 
 今季のここまでの調子を見ると、分があるのはダルビッシュということになる。しかし、両投手に懸念されるのが、本塁打による失点だ。
 
 今季はメジャー全体で本塁打数が増加している傾向にあるが、両投手は要所で本塁打を浴びる場面が目立っており、今回の登板でも本塁打が勝負を分ける可能性は否めなくなっている。
 
 現在、ヤンキースはアーロン・ジャッジを筆頭に6人(サンチェスは故障で離脱中)が10本塁打を超えており、上位打線から下位打線までバランス良く好打者が揃っている。一方のレンジャーズもジョーイ・ガロをはじめとする5人が10本塁打を超えており、その他にも一発が期待できる打者が揃っている。
 
 打率も含めた打撃力ではヤンキースの方に分があるが、両軍爆発力がある打線となっているため、対決を制するにはより丁寧なピッチングが求められてくることだろう。
 
 ようやく実現した、日本を代表する2投手の直接対決。果たして、試合はどのような結果になるだろうか。