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【MLB】ダルビッシュ、2桁奪三振の試合数でMLBの奪三振王を抜かせるか

2017/04/14

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Getty Images



 テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手は、13日(日本時間14日)のロサンゼルス・エンゼルスとの試合で7回を投げ10三振、無失点の好投で、今季初勝利を記録した。この試合でダルビッシュの2桁奪三振はMLBでの通算29回目(103試合)となったが、この記録はMLBの奪三振王ノーラン・ライアン氏のレンジャーズでの記録、34回(129試合)に迫るものであると、MLB公式サイトが紹介している。
 
 13日の試合がダルビッシュの今シーズン3回目の先発となったが、前2試合は奪三振数が4個、5個と本来の力を発揮できず。しかし、この日はツーシームとスライダーを効果的に使用し、エンゼルス打線に的を絞らせずに、10奪三振を記録。2回から3回にかけては4者連続三振を披露するなど、本来の姿を取り戻した。
 
 この日の10三振はダルビッシュにとって、103試合の先発で29回目の2桁奪三振。この記録は、キャリアの晩年の5シーズンをレンジャーズで過ごしたノーラン・ライアン氏の記録、129試合で34回の2桁奪三振に迫るものであると、MLB公式サイトが報じている。
 
 ライアン氏はキャリアで5714奪三振(MLB史上1位)を記録した、MLB界で伝説の投手である。レンジャーズでは引退までの5シーズンを過ごしたが、42歳のシーズンである1989年には301個の三振を奪い最多奪三振のタイトルを獲得。43歳と44歳のシーズンにはノーヒットノーランも記録し、引退後には背番号「34」が永久欠番に指定された。
 
 ちなみに、ダルビッシュがこのままのペースで先発登板試合を重ねていくと、129試合時点では2桁奪三振の試合数が36試合となり、ライアン氏の記録を抜かすこととなる。世界の奪三振王をダルビッシュが抜くことになるのか、注目が集まる。