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【MLB】03年サイ・ヤング賞41歳右腕がMLB復帰に本気。WBCでラストチャンスに懸ける

2017/02/21

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 2003年に55セーブを挙げてサイ・ヤング賞に輝き、2010年にMLBからの引退を表明した41歳のエリック・ガニエ投手が、本気でMLBへの復帰を目指している。ガニエは今年のWBCのカナダ代表に選出され、現在はロサンゼルス・ドジャースのキャンプにゲスト講師として帯同、ブルペンで感覚を取り戻しながらWBCに向け準備をしている。
 
 しかし、そのブルペンでの投球がすごいというのだ。ガニエの捕手役を務めた25歳のウィンストン・ソーヤーによると、ガニエのピッチングは「投げているのが彼とは知らずに、ピッチングだけで判断したら、他のMLBの投手と同じレベル」だという。
 
 また、ガニエの代理人によると、昨シーズンに独立リーグで投げた球は93~95マイル(約150キロ~153キロ)を記録したとしている。もちろん代理人であるから多少は話を盛るだろうが、MLBの各球団はWBCで彼の実力を見極めることができるだろう。
 
 米サイト『CBSスポーツ』によると、もしガニエがWBCでMLB球団が求める普通の投球を披露したら、何球団かはマイナー契約を申し出るだろうとしている。実力があるなら、過去のスターにチャンスを与えることは、チーム力の強化にも繋がるからだ。
 
 一方で、ガニエがここ最近何をしていたのかというと、2012年には野球フランス代表の監督を務めたり、前述したがカナダの独立リーグで登板したりするなど、野球からは完全には離れていない。そのような中で開催される、今回のWBCはガニエにとってはMLB復帰のラストチャンスだろう。
 
 2008年以降MLBでの登板はないが、2000年代前半にはMLBで一時代を築いたガニエである。MLB復帰は非常に険しい道ではあるだろうが、41歳にして再挑戦をする姿は純粋に人々の心を打つ。まずは、来月から始まるWBCでの活躍を期待したい。