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侍ジャパンに難敵? WBC中国代表の躍進へ、“松井秀喜キラー”の元メジャーリーガーが復活

2017/02/06

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 中国代表としてWBCに出場予定のブルース・チェンについてMLB公式サイトが、5日付で特集記事を組んだ。チェンは17年間MLBでプレーし、2015年に引退。2010年から2012年にかけては3年連続で2ケタ勝利を挙げた通算82勝の左腕投手だ。
 
 実はこれまで、パナマ代表として2006年と2009年にWBCでプレーし、自身もパナマ出身のチェンであるが、祖父母に中国人のルーツを持っている。
 
「私自身はパナマで生まれましたが、自分は中国人の子孫です。私の母も父もとても誇りに思っています。もし祖父母が生きていたら私が彼らの故郷を背負った姿を見ることをどれだけ誇りに思ったことでしょうか」とチェンはインタビューで語った。
 
 実はチェンは2013年のWBCにも中国代表として出場しようとしていたが、ロースターの締切日までに祖父の出生証明書を提出できなかったことから、参加は見送られていた。今回は準備万端でWBCに臨む。
 
 現役時代にはイチローに通算打率.400を記録されているが、ヤンキースで活躍した松井秀喜が通算30打席以上対戦した中では2番目に抑えられている投手である。松井はキャリアで通算打率.172しかチェンを打てていない。
 
 現役当時のような投球ができれば侍ジャパンにとって難敵となるが、現在は第一線から退いており、39歳という身体でどれだけの球を投げられるかは分からない。2015年の引退時には82-83マイル(約132-134キロ)しか投げられなかったという。
 
 それでも本人は「ただ国を代表するだけではなくて、チームの勝利に貢献したいです」と意欲を語っており、祖父母の母国を勝利に導くために現在は当時インディアンスで投手トレーニングを担当していたプロとトレーニングを重ねているという。
 
 中国代表にとって初となる1次ラウンド突破へ、元メジャーリーガーが復活を目指す。