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大谷翔平、自己ワースト9安打浴びノックアウト「前回登板の影響が少し残っていたと思う」マドン監督「スイングにミスはなかったが…」

2021/09/11

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 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手は10日(日本時間11日) に行われたヒューストン・アストロズ戦に「2番・投手」で投打二刀流出場を果たした。打っては初回に44号先制本塁打を放ったものの、投げては4回途中6失点でノックアウト。今季2敗目を喫した。米紙『オレンジ・カウンティ・レジスター』が同日、報じている。
 

 
 大谷は、初回、2回と走者を出したが、ダブルプレーでピンチを脱出した。しかし、3回にクリーンアップの3連続タイムリーを含む4本のヒットを浴びて3失点。一気に逆転を許した。

 しかし、エンゼルスは直後に勝ち越し。大谷は、リードをもらって4イニング目のマウンドに上がったが、1死一、二塁から1番ホセ・アルトゥーベ内野手に同点打を浴び、この回を投げ切ることはできず。球数77球でノックアウトされた。その後、2番手としてアンドリュー・ワンツ投手が登板するも、アレックス・ブレグマン内野手に二塁打を打たれるなど失点を重ねた。
 
 大谷にとってこの一戦は、ベーブ・ルース氏以来103年ぶりの「2桁勝利&2桁本塁打」がかかっており、エンゼルスにとっても2018年以来となる同一投手10連勝への期待も高まっていたが、快挙は次戦以降にお預けとなり、自身8連勝でストップとなった。キャリアワーストの9安打を浴び、奪った三振はわずか1つ。3イニングを投げて三振を複数奪えなかったのは、大谷にとって初めてのことだ。
 
 エンゼルスのジョー・マドン監督は、「彼はベストな状態ではなかった」と語り、「今夜はご覧のようにスイングにミスはなかったが、調子の悪い時は無理をする必要がないと思った。そのようなときは、大谷を引っ張りたくないと考えている」と述べた。大谷は、前回登板の3日(同4日)テキサス・レンジャーズ戦で、キャリアハイの球数117球を投じ、7回2失点で9勝目を挙げていた。
 
 大谷は通訳を介し、「(キャリアハイの球数117球を投じた)前回登板の影響が少し残っていると思う。シーズンはあと2週間しかないので、ベストな状態で終えることに集中している」と語った。