大谷翔平、35号本塁打はチーム勝率5割に戻す決勝アーチ 左腕に好相性「左投手の球が良く見えている」
2021/07/26
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次回登板はあす27日
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が25日(日本時間26日)、敵地でのミネソタ・ツインズ戦に「2番・指名打者(DH)」で先発出場。5試合ぶりの一発を含むマルチ安打の活躍でチームの勝率5割復帰に貢献した。
第1打席はセカンドへの内野安打、第2打席は空振り三振に終わっていた大谷。2-2の同点で迎えた第3打席、ツインズ2番手左腕コローンの2球目のスライダーを完璧に捉えると、打球は一直線にライトスタンドへと飛び込んだ。決勝弾となったこの一発は、飛距離414フィート(約126メートル)、打球速度113マイル(約182キロ)だった。
8回には2死三塁の場面で申告敬遠され勝負を避けられた大谷。場内にはブーイングも響いたが、その後自己最多となるシーズン13個目の盗塁も決めた。この日の大谷は、3打数2安打1本塁打1打点1盗塁の成績で、打率.277、OPS1.046(出塁率.362+長打率.684)としている。
チームは6-2で快勝。49勝49敗となり勝率は5割に復帰した。
米公式サイト『MLB.com』によると、試合後ジョー・マドン監督は大谷について、「大谷は調子がよさそうだ。走塁もとてもいい」と、勝利の立役者を称えた。また、今季左腕に対して12本目の本塁打で、左投手相手に高い長打率(.703)を見せていることについて「彼(大谷)は先日、私に『左投手の球が良く見えている』と言っていた」と、好成績の理由を語った。
あす26日(同27日)は投手として15試合目の登板予定となる大谷。この勢いで、チームをポストシーズン進出へと導けるか。