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星稜・奥川恭伸、完封にも慢心せず「状態上がってくる」 指揮官は“紙一重”の勝利に「難しさ」痛感【全国高校野球】

2019/08/07

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旭川大高・能登嵩都と投手戦1-0

 
<第2日 第3試合 1回戦 ○星稜 1―0 旭川大高●>(7日、阪神甲子園球場)
 
 第101回全国高校野球選手権大会は7日に2日目を迎え、第3試合は星稜(石川)のプロ注目右腕・奥川恭伸(3年)が旭川大高・能登嵩都(3年)との投手戦を制し、3安打完封で初戦突破に導いた。
 
 奥川は初回からエンジン全開。先頭の佐藤一伎(3年)に対して最速153キロを計測し三振を奪うなど、この回3者連続三振と完璧な立ち上がりを見せる。一方の能登も、2回に大高正寛(3年)に先制適時打を浴びた後は3回に3者連続三振を奪うなど星稜に追加点を許さず、試合はそのまま1-0で幕を閉じた。
 
 能登が130球を投げ9奪三振、1失点完投の力投を見せた一方で、奥川も94球を投げ切り9奪三振、3安打完封。“紙一重の差”で勝利を手にした星稜・奥川は試合後「初戦を勝ちきれた良かった」とコメント。良い当たりを打たれながらも結果的に凡打で打ち取れたことには「風に助けられた」と安堵した。完封という結果にも満足することなく、「まだ状態は上がってくる。反省すべきところはまだまだある」と先を見据えていた。
 
 また、星稜の林和成監督は「序盤から打たせる投球をしていた」と思いながら奥川を見守っていたといい、「彼らしい投球」と信頼する右腕の投球を振り返った。能登の低めへの投球に苦戦した打線については「空振りは恐れず振っていけと。次につながる空振りをしろ」と伝えていたという。最少得点での勝利となったが、「甲子園に来て1勝する難しさを感じた」と次戦に向けて改めて気を引き締めていた。
 
取材・氏原英明、文・ベースボールチャンネル編集部