大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » ニュース » 【第91回センバツ】東邦が2年生・吉納の決勝3ランで30年ぶり決勝進出 明石商は終盤のミス響く<第10日結果>

【第91回センバツ】東邦が2年生・吉納の決勝3ランで30年ぶり決勝進出 明石商は終盤のミス響く<第10日結果>

2019/04/02

text By



 第91回選抜高校野球大会は2日に10日目を迎えた。準決勝第2試合は、東邦(愛知)が4-2で明石商(兵庫)を破り、30年ぶりとなる決勝進出を決めた。
 
 東邦・石川、明石商・中森の投げ合いで始まった第2試合は、中盤まで緊迫した投手戦となった。石川が、前の試合で先頭打者本塁打とサヨナラ本塁打をマークした1番・来田に対し、フォークで三振を奪うと、中森も、強力東邦打線を3人で斬り、順調な立ち上がりを見せる。
 
 そのまま両投手とも6回まで得点を許さず、0-0のまま試合は終盤へ。7回、均衡を破ったのは東邦。四球で走者を許すも、2死までこぎつけた中森だったが、6番・河合に対し死球を与え、2死一、二塁とされる。少し間が空いた後、7番・吉納を打席に迎えると、3球目を左中間スタンドに運ばれ、3点を失った。
 
 先にリードを許した明石商だったが、8回表、2死から3番・重宮が右中間へ二塁打を放つと、4番・安藤が1点差に迫る2ラン本塁打。2-3とし、最終回に望みをつないだ。しかしその裏、1死一塁から、捕手・水上と二塁手・清水が相次いで悪送球。一塁走者が一気にホームへとかえり、点差は2点差となった。
 
 明石商は、2点ビハインドの最終回、走者を出したものの結局無得点。同校初の決勝進出はかなわなかった。
 
 決勝はあす3日、習志野(千葉)対東邦(愛知)の組み合わせとなった。