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【第91回センバツ】明石商、明豊が劇的サヨナラで初の4強! 習志野、東邦も持ち味発揮し勝利<第9日結果>

2019/03/31

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 第91回選抜高校野球大会は31日に9日目を迎え、準々決勝4試合が行われた。明豊、明石商がともにサヨナラ勝ちを収めた他、習志野と東邦も準決勝進出を果たしている。
 
▼第1試合
〇習志野(千葉)4-3市和歌山(和歌山)●
 
 習志野が逆転勝ちで4強入りを果たした。習志野は初回、1死三塁のチャンスで角田のタイムリー安打で先制。しかし、市和歌山が直後に柏山のタイムリー安打で同点に追い付くと、なおも二、三塁で米田が2点タイムリー安打を放って3-1と勝ち越しに成功した。
 
 その後は4回まで両チーム無得点。再び試合が動いたのは5回だった。習志野が2死三塁から角田のタイムリー安打で反撃の1点を刻むと、続く6回には飯塚がタイムリー安打を放って同点とする。
 
 終盤の7回、習志野は1死一、三塁から高橋雅の遊ゴロの間に勝ち越し点を挙げて初回以来となるリードを奪う。投げては、2回から登板した飯塚が8回113球を投げて無失点と好投。市和歌山の攻撃を封じてセンバツでは同校初となる準決勝進出を決めた。
 
 
▼第2試合
●龍谷大平安(京都)0―1明豊(大分)○
 
 明豊が延長戦の末に緊迫した好ゲームをサヨナラで制した。明豊は先発の寺迫が5回無失点。2番手の若杉は5回1/3、3番手の大畑も2/3を投げて無失点と層の厚い投手陣が奮闘した。
 
 龍谷大平安も明豊に劣らず継投策が効果を発揮。先発の橋本が6回1/3を投げて81球とテンポの良い投球を見せれば、1回戦と2回戦で完投した2番手の野沢も流れに乗ってアウトを積み重ねた。
 
 試合は9回を終えて0-0と両者譲らず延長戦に突入。延長11回、龍谷大平安が1死一、二塁のチャンスで無得点に終わると、その裏の明豊は2死満塁から途中出場の後藤が左中間へのタイムリー安打を放って劇的なサヨナラ勝利を収めた。明豊の4強入りは春夏通じて初めて。
 
 
▼第3試合
○東邦(愛知)7―2筑陽学園(福岡)●
 
 東邦が前日の16安打12得点に引き続き、この日も13安打7得点と打線が実力を発揮して1989年以来30年ぶりの4強入りを決めた。
 
 東邦は0-0で迎えた4回、1死一、二塁から成沢のタイムリー二塁打で2点を先制。その後1点を返されたが、6回にチャンスで山田、松井、杉浦と3者連続タイムリー安打などで一挙5得点を挙げて7-1とリードを広げた。
 
 投げては、石川が7回2失点と好投。ここまで接戦を勝ち抜いてきた粘り強い筑陽学園に対して、走者を置いても冷静な投球を見せた。2番手の奥田も2回無失点と好リリーフで最後まで主導権を渡さなかった。
 
 一方、初出場の筑陽学園は中盤までに投手陣が7失点と東邦打線に攻略され、打っても得点圏に走者を置きながらあと1本が出ないイニングが続き、7回に進藤の犠飛で意地を見せたが反撃は届かなかった。
 
 
▼第4試合
●智弁和歌山(和歌山)3―4明石商(兵庫)○
 
 近畿勢対決は、息詰まる接戦の末に明石商が劇的なサヨナラ勝ちを収めて初めての準決勝進出を果たした。
 
 智弁和歌山が初回に2死満塁から押し出し四球で1点を先制すると、対する明石商は直後に1番の来田が右翼スタンドへ先頭打者本塁打を放ってすぐさま同点に追い付く。なおも1死三塁のチャンスを作ると、安藤の遊ゴロの間に1点を勝ち越した。
 
 明石商は続く2回にも来田の犠飛で1点を追加し3-1とリードを広げる。しかし智弁和歌山は5回に黒川のタイムリー二塁打、根来の犠飛で2点を挙げ3-3の同点とし、試合はこのまま両者譲らず終盤に入った。
 
 7回は智弁和歌山が無死三塁、明石商が無死一、二塁のチャンスを作るも無得点。均衡が破れたのは9回だった。智弁和歌山の攻撃を無失点でしのいだ明石商は、先頭の来田が右翼スタンドへこの日2本目となるサヨナラ本塁打を放って試合を決めた。先発の中森は9回161球を投げ切っての見事な完投勝利だった。