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『和製ベーブルース』高校野球鮮烈デビュー 有言実行型のDNAを継ぐ、早実・清宮幸太郎の歩む道

ラグビー界のカリスマ、ヤマハ発動機の清宮克幸監督ジュニア、早実1年の幸太郎がついにデビューした。報道陣30名、プロ野球スカウトも駆けつけた中、入学式から4日、登録即スタメンで決勝打を放った。

2015/04/10

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ラグビー界のカリスマ監督の血を引く

「身長、体重を教えて…」

 そんな基礎的な数字データを問われる初々しい試合後のインタビューだった。大会パンフレットの早実の登録メンバーは19人目と20人目が空いていて、早実の6日の入学式を終えて登録され、この日が3番、ファーストで即スタメンになった。

 清宮幸太郎が高校野球デビューした。父親はラグビーのヤマハ発動機の清宮克幸監督。清宮監督は早大、サントリーでラグビー日本一を経験し、日本代表に選出された。監督としても早大、サントリー、ヤマハと歩んで、ヤマハは初の日本一になったばかり。その指導法は親分肌の有言実行型。公言、周知してから淡々とそして情熱的に遂行していく印象だ。先日は2019年のワールドカップ監督に立候補すると会見で言い放っている。

 そのカリスマの長男は「ラグビーも大好きでやりたいのはやまやまなんですが。野球のほうが競技者人口が多くて、切磋琢磨して勝負できる機会が多い」と野球を選んだ。

 ラグビーは小学校4年まで野球などと並行してやっていたが、早実エースの斎藤佑樹が強烈だった。夏の選手権優勝だ。駒大苫小牧との引き分け再試合は早実初等部1年で甲子園のアルプスで見ていた。

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