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村田修一、栃木入団のプラス効果とは? 観客増や競争激化…独立リーグに見る元NPB選手の価値

今季、村田修一内野手がルートインBCリーグ・栃木ゴールデンブレーブスに入団し、「プロ野球独立リーグ」の存在が脚光を浴びた。再びのひのき舞台を目指し、元NPB選手が独立リーグでプレーするケースは珍しくない。一度はNPBで名を馳せた有名選手は独立リーグの球団にどのような影響を与えているのだろうか。

2018/05/12

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Satoshi Asa

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有名選手は観客動員にプラス効果

 前巨人の村田修一がルートインBCリーグ・栃木ゴールデンブレーブスに入団したことによって、「独立リーグ」の存在を知った野球ファンは多いのではないだろうか。米国では四半世紀前からすでにおなじみになっているこの「プロ野球独立リーグ」は、日本でも2005年から四国で始まり、すでに10年以上が経過した。それでも一般のファンがこのリーグに興味を抱くのは、せいぜいドラフトの時くらいだろう。実際、シーズン中は1000人も観客が入ればいい方で、世間の注目を集めているとは言い難い。
 
 そんな状況で、いわゆるプロ野球、NPBでプレーした選手の参加はリーグの活性化に大いにプラスに働く。特に主力を張った有名選手であればなおさらだ。今年の栃木は、村田の入団のおかげで観客動員、グッズの売り上げともに急増。昨年は、四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスにMLBのレジェンド、マニー・ラミレスが入団してフィーバーを巻き起こした。
 
 彼らのようなトップリーグでプレーした経験のある選手は、若い選手の模範役を期待される上、戦力的にもチームにプラスになる。さらに言うと、村田やラミレスのような「大物」になると営業的にもプラスに働く。
 
 今年の独立リーグ全14球団のロースターを見ると、10球団で元NPBの選手を採用している。逆に言えば、4球団は獲得していないということだ。本来、独立リーグはドラフトにかからなかった選手が最後の望みをかけてチャレンジする場。そういう本来的な姿勢を崩さない球団もあるようだ。
 
 一方、元NPB選手の採用を1~2人にとどめる球団が多い中、3人以上の元NPB選手が属する球団が3つある。村田を獲得した栃木、昨年まで元メジャーリーガーの岩村明憲をプレーイングマネージャーとして採用していた(今季は専任監督)福島ホープス、それに一昨年、“史上最強外国人選手”タフィ・ローズに現役復帰の場を与えた富山GRNサンダーバーズ。特に栃木の7人は際立っている。

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