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春の覇者・大阪桐蔭、劇的な幕切れ。エース徳山が次の“背番号1”にかける期待【全国高校野球】

2017/08/20

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 遊ゴロで終わりか――。甲子園にいた4万2千人の誰しもがそう思った。
 
 史上初の2度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭(大阪)と仙台育英(宮城)の対決は、劇的な幕切れとなった。
 
 1点リードで迎えた9回裏。2死一二塁、大阪桐蔭の守備にわずかなほころびが生まれた。遊ゴロかと思われた打球が、一塁手の足がベースから離れていたため、セーフ。流れは一気に仙台育英に傾き、2点適時二塁打を許してサヨナラ負けを喫した。
 
 目前に迫った勝利を逃し、西谷浩一監督は「夏の日本一だけを目指してやってきた。接戦を勝たしてやれないのは監督の力不足だった」と無念さを口にした。
 
 この日、大阪桐蔭の先発に上がったのは、エース徳山壮磨(3年)ではなく、2年生・柿木蓮。今大会初の先発で、140キロ前後の力のある速球で8回を無失点に抑えた。
 
 大観衆の前での堂々とした投球に、徳山は「春から成長したなと感じた。今後、あいつが桐蔭の1を背負っていかないといけない。この負けで成長して頑張ってほしい」と話した。
 
 今夏、大阪桐蔭のベンチ入り18人中、2年生が7人。エースは、自分たちがかなえられなかった夢を後輩に託した。
 
 
取材協力・氏原英明