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京都成章、19年ぶり“復活の1勝”ならず。勝負分けたエース北山の直球【全国高校野球】

2017/08/15

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 準優勝した1998年以来の出場となった京都成章(京都)は、初戦で神村学園(鹿児島)に2-3でサヨナラ負けを喫した。
 
「力不足のストレートだった」。エース・北山亘基(3年)は逆転された6回裏をこう振り返った。
 
 140キロ後半の直球とキレのある変化球が武器の右腕。地方大会では要所を三振で締め、49イニングで60個の三振の山を築いた。6回裏、二死一三塁で“三振をとるには一番有効”という直球で勝負するも、三塁打を浴び、「勝負弱さが出てしまった」と語る。
 
 しかし、この日の試合でも奪った三振は11個。その持ち味は存分に発揮した。
 
「一番楽しいマウンドだった」。19年ぶりの“復活の1勝”は挙げられなかったが、晴れやかな表情を浮かべた。
 
 
取材協力・氏原英明