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甲子園の“常連校”だが…聖地でまさかの初戦敗退となった強豪6校

2025/08/19 NEW

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産経新聞社



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高校野球 夏の甲子園 最新情報

 第107回全国高校野球選手権大会が、8月5日に阪神甲子園球場で開幕。聖地への切符を勝ち取った全49校は、各都道府県の激戦を勝ち上がった実力校ばかり。たとえ全国屈指の強豪校であっても、厳しい戦いを強いられることとなる。ここでは、今大会で初戦敗退となった甲子園常連校を紹介する。

敦賀気比(福井)

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 2015年の選抜甲子園では北陸勢初優勝を果たし、春夏合わせて24回の甲子園出場実績を持つ敦賀気比。今大会は上位進出が期待されていたが、初戦から今春の選抜甲子園を制した横浜(神奈川)との組み合わせとなった。
 
 昨秋は福井県大会、北信越大会を制すると、明治神宮大会では沖縄尚学(沖縄)を破って4強入り。今春の選抜甲子園は2回戦敗退となったが、健大高崎(群馬)相手に3対4の接戦を繰り広げた。
 

 
 今夏の福井県大会は順当に勝ち上がり、3年ぶりとなる夏の甲子園切符を掴んだ。しかし、今大会は初戦から王者・横浜との対戦に。正遊撃手の岡部飛雄馬を先発マウンドに送る奇襲を仕掛けたが、3回までに4点を奪われるなど、序盤から劣勢を強いられた。
 
 試合途中には、雨天の影響で1時間7分の中断を余儀なくされる難しい展開に。最終的に横浜の2年生右腕・織田翔希に完封を許し、0対5で初戦敗退となった。
 
 全国でも屈指の実力校だけに、来年以降の甲子園でのリベンジに期待がかかる。

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