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2勝10敗から県勢悲願の”夏制覇”へ──再び歴史を動かすことはできるか【夏の甲子園2025】

2025/08/18 NEW

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阪神甲子園球場

夏の甲子園 高校野球 最新情報(最新ニュース)

 第107回全国高等学校野球選手権大会はベスト8が出揃い、19日からベスト4をかけた戦いが始まる。ベスト8を顔ぶれを見ると、夏の甲子園優勝経験のある都道府県代表が目立つ中、県勢初の夏制覇を狙う代表校も残っている。

 
 県勢初の夏制覇を目指すのが、山梨学院(山梨)である。山梨県勢は選抜大会の優勝経験はあるものの、夏の甲子園での優勝経験はまだない。
 
 今夏の代表校である山梨学院は、まさに「春の山梨学院」と言えるほど、選抜甲子園に多く出場している。2019年から2025年に行われた6回の選抜のうち、5回も出場し、そのうち4回は初戦突破。2023年には、山梨県勢として春夏通じて初の甲子園制覇を果たした。
 

 
 一方、夏の甲子園では苦戦が続いていた。今大会が始まるまでの夏の甲子園成績は2勝10敗。2016年から4年連続で夏に出場したものの、そのうち3回は初戦敗退に終わっていた。
 
 それでも、迎えた今夏の甲子園では、初戦で選抜ベスト8の聖光学院(福島)に6-2で勝利。3回戦では岡山学芸館(岡山)に14-0で大勝し、チーム初の夏ベスト8進出を果たした。
 
 準々決勝の相手は、夏2連覇を狙う京都国際(京都)。2023年に山梨県勢として初めて甲子園を制した山梨学院は、この夏、再び新たな歴史を刻むことができるのか。

 

 
【了】



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