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聖隷クリストファーが惜敗 初出場5校の夏が終わる【夏の甲子園2025】

2025/08/15 NEW

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阪神甲子園球場

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 第107回全国高等学校野球選手権大会は15日、阪神甲子園球場で大会10日目を迎え、第2試合で西日本短大付(福岡)と聖隷クリストファー(静岡)が対戦。試合は西日本短大付が2-1で熱戦を制し、3回戦進出を決めた。聖隷クリストファーの敗退により、今大会初出場の全5校の夏が終わった。

 
 試合は3回に西日本短大付が9番・原綾汰の三塁打を足がかりに1点を先制。その後、両チーム無得点のまま迎えた8回、聖隷クリストファーは2死二塁から3番・武智遥士のタイムリーでついに同点に追いついた。
 
 しかし、西日本短大付はその裏、無死一塁の場面で4番・佐藤仁が適時二塁打を放ち、すぐさま勝ち越しに成功。粘りを見せた聖隷クリストファーだったが、9回の攻撃は無得点に終わり、惜しくも敗れた。
 

 
 今大会は聖隷クリストファー、叡明(埼玉)、未来富山(富山)、豊橋中央(愛知)、綾羽(滋賀)の5校が、春夏通じて初の甲子園出場を果たした。叡明、豊橋中央は初戦敗退ながらも1点差の好ゲームを演じ、未来富山も3点差の接戦で敗れた。
 
 聖隷クリストファーと綾羽は見事に初戦突破を果たしたが、綾羽は2回戦で横浜(神奈川)に1-5で敗戦。それでも、序盤は綾羽のペースで試合が進むなど、選抜王者に食らいついた。
 
 聖隷クリストファーも、選抜8強の西日本短大付を相手に1-2と最後まで食い下がった。
 
 今大会、初出場の5校はすべて姿を消した。それでも、強豪ひしめく甲子園の舞台で堂々たる試合を見せ、その存在感を強く示した。

 

 
【了】



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