多角的な視点で発信する野球専門メディアベースボールチャンネル


“超逸材”だが…夏の甲子園に出場できなかったプロ注目選手(1)“現代最強校”でまさか

2025/08/19 NEW

text By

photo

産経新聞社



sakurai mori ohsakae

高校野球 夏の甲子園 最新情報

 第107回全国高等学校野球選手権大会が、8月5日に阪神甲子園球場で開幕。今大会も最速158キロ右腕・石垣元気(健大高崎)、世代屈指の左腕・江藤蓮(未来富山)らを筆頭に、多くの注目選手が出場した。一方で、甲子園出場を逃した逸材も少なくない。ここでは、今夏の甲子園に出られなかったプロ注目選手を紹介したい。

森陽樹(もりはるき)

moriharuki
・所属:大阪桐蔭高
・学年:3年
・投打:右投左打
・ポジション:投手
 
 2年時には春夏連続で甲子園のマウンドを経験した森陽樹。最速153キロの本格派右腕として世代を牽引する存在だったが、今夏は大阪府大会の決勝で涙を飲んだ
 
 大阪桐蔭高では、1年秋から公式戦に登板。2年春には聖地デビューを飾った。
 

 
 2年夏の大阪府大会では、決勝戦の東海大大阪仰星戦で9回15奪三振1失点の快投を披露。同夏の甲子園は2回戦・小松大谷(石川)戦で敗退となったが、7回8奪三振2失点(自責点0)の好投を見せた。
 
 エースナンバーを背負った2年秋は、近畿大会の初戦で敗れ、春の甲子園出場を逃した。3年時は背番号「1」を中野大虎に譲ったが、主力投手としてチームを牽引。今夏の大阪府大会は、準々決勝の大阪偕星戦で9回12奪三振の完封勝利を挙げた。
 
 しかし、決勝・東大阪大柏原戦は先発マウンドに上がるも、3回2失点で降板。チームも延長10回タイブレークの末に敗れ、甲子園出場は叶わなかった。
 
 190センチの長身と抜群のポテンシャルを秘めるだけに、次のステージでも活躍が期待される。

 

 
【関連記事】
“超逸材”だが…夏の甲子園に出場できなかったプロ注目選手(2)
“超逸材”だが…夏の甲子園に出場できなかったプロ注目選手(3)
“超逸材”だが…夏の甲子園に出場できなかったプロ注目選手 全紹介

 
【了】



error: Content is protected !!